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夏の慶應過去問チェックコースのお知らせ

夏休みは、慶應を目指す受験生にとって大事な時期です。塾の講習を受けるだけでなく、そろそろ実際の過去問に触れ、自分の答案がどの程度得点につながるのかを確認していく必要があります。

ただ、過去問は解けばよいというものではありません。大事なのは、解いた後に何を見るかです。どの問題で点を落としたのか、時間配分に無理がなかったか、記述や説明でどこまで点になるのか。ここを見ないまま次の年度に進んでも、なかなか力はつきません。

答案を見てもらうことに意味がある

慶應の入試は、一般的な塾のテストとは見られるポイントが違います。算数であれば、ただ難問が解けるかではなく、短い時間の中で確実に取るべき問題を取り切れるか。国語であれば、本文の読み取りを答案としてどうまとめるか。理科・社会でも、知識だけでなく、問題文を正確に読み取る力が問われます。

ですから、過去問を解いたら、答案を採点し、どこを直せばよいのかを具体的に確認することが大切です。

慶應過去問チェックコース

慶應進学館では、夏休みの過去問指導を受け付けます。

事前に、過去問の答案を送っていただき、1コマで2教科分の過去問答案を確認し、採点するとともに、失点の原因、直し方、今後の学習課題を指導します。

費用は、80分 10560円(消費税込)。1回から受講可能です。

すでに過去問を解き始めている方はもちろん、これから手をつける方も、最初の段階で答案の見方を確認しておくと、その後の学習が大きく変わります。

夏休みに確認しておきたいこと

夏休みに見ておきたいのは、合格点に届いているかどうかだけではありません。むしろ大事なのは、どの教科で点を落としているのか、どの問題なら取れるはずだったのか、今後どの順番で手を入れるべきかをはっきりさせることです。

慶應の入試に向けて、秋から本格的に学校別対策を進めるためにも、夏休みのうちに一度、実際の答案をもとに課題を整理しておきましょう。

慶應過去問チェックコース お申し込み

湘南の国語、長い物語文をどう読むか

湘南の国語でよく聞くのが、「物語文が長くて間に合わない」という声です。

湘南は作文がありますから、まず作文を先に仕上げるという子が多いでしょう。そうなると、その後に長い物語文を読み、設問を処理していくことになります。

ここで大事なのは、ただ速く読む練習をすることではありません。

速く読むことだけを意識すると、場面の変化や人物の気持ちを取り違えやすくなります。特に物語文では、何となく筋は追えていても、設問で問われる心情の変化をつかみ損ねることがあります。

大事なのは、長い文章を「全部同じ重さで読まない」ことです。

物語文では、出来事がいくつも続きます。しかし、すべての出来事が同じように重要なわけではありません。入試で問われやすいのは、場面が変わったところ、人物の言葉や態度が変わったところ、そして気持ちが動いたところです。

したがって、読むときには「何が起きたか」と「気持ちがどう変わったか」を分けて考えるようにします。

たとえば、ただ「友だちと話した」と読むのではなく、その会話の前後で主人公の気持ちが変わったのかを見ます。あるいは、同じ人物への見方が変わったのか、自分の考えに迷いが生まれたのか、そこを意識するのです。

長い物語文で時間がかかる子は、本文を読みながらすべてを覚えようとすることがあります。しかし、それはあまり現実的ではありません。大切なのは、後で設問を解くときに本文のどこへ戻ればよいか、手がかりを残しておくことです。

そのためには、ただ線を引くだけでなく、本文の余白に短いメモを入れるようにします。

たとえば、場面が変わったところには「場所変わる」、人物の言葉や態度が変わったところには「反発」「迷い」「気づく」などと書いておく。主人公の気持ちが動いたところには、「不安」「納得」「相手を理解」など、一語でよいので残しておくのです。

メモは長く書く必要はありません。むしろ長く書こうとすると時間がかかります。大事なのは、設問に入ったときに「あの場面はここだった」と戻れるようにすることです。

湘南の物語文は長いので、何も残さずに読み進めると、設問のたびに本文を探し直すことになります。これでは時間が足りなくなります。読みながら小さなメモを残しておけば、長い文章の中でも流れを見失いにくくなります。

練習のときには、本文を読み終えた後に、場面ごとの流れを一言で確認してみるとよいでしょう。

「最初は反発している」
「途中で相手の事情に気づく」
「最後に自分の考えが変わる」

この程度で十分です。細かな要約を書く必要はありません。むしろ短くまとめることで、文章全体の流れをつかめているかがわかります。

湘南の物語文で大切なのは、長い文章に圧倒されないことです。

文章が長いからといって、最初から最後まで細部を全部抱え込もうとすると、設問に入ったときにかえって混乱します。場面の区切りをつかみ、心情の変化を短いメモで残し、必要なところへ戻れるようにしておく。その読み方を身につけることが対策になります。

湘南の国語は、作文だけでなく、長い物語文への対応も大きな課題です。

だからこそ、早い時期から、長い文章を読む練習を単なる読書で終わらせず、「場面」「心情」「戻る場所」を意識した読み方に変えていく必要があります。