なぜ慶應に行きたい?

慶應を受験するとき、ここをしっかりふまえておかないといけません。

慶應は3校とも面接があります。

志願動機は、3校とも願書に書かなければいけないし、これをもとに先生は
「どうして本校を志望しましたか?」
と尋ねることが多い。

もちろん、願書と一致していないといけないが、
「大学付属校だから」
では、いろんな大学があるわけで、慶應でなければいけない、ということではない。

この辺をつっこまれて、逡巡してしまった受験生も少なくありません。

だからなぜ慶應に行きたいのか?ということは親子とも、よく考えておかないといけないのです。

このとき、校風というか、スクールカラーの研究が大事になってきます。前にも書きましたが、慶應諸学校は自由闊達なスクールカラーではあるものの、常に生徒に決断を強いるところがある。

部活動は、広範囲に及び、運動系、文化系いろいろあるが、しかし、その選択を迫られる。

活動の仕方にしても、自分がどういう役割を負うのか、ということを考えさせられる。

運動部ではもちろんレギュラーが試合にでるわけですが、しかしレギュラーばかりでは部活動は成り立たない。マネージャー(主務といいますが)のように、裏で部を支える人間も多い。それから、レギュラーに準ずるぐらいの力がある人間をコーチにするクラブも少なくはありません。

力がなければ下級生は教えられない。本人はレギュラーと同じように試合に出たいでしょう。しかし、それを抑えてチームの中の役割として、黙々と下級生を鍛えることに徹する。この下級生の中からレギュラーになる選手が出ることが、彼らの誇りになる。そういうところが、あるわけです。

そういう校風が子どもに合うのかどうか、ということを考えてみる必要があるでしょう。

その動機というか、気持ちが深ければ深いほど、勉強の質も上がってきますから、今のうちから親子で話し合って、いろいろな機会を使って慶應を知ることは大事だろうと思います。

秋になって、志願書を書く段階であわてないように、今からじわじわと「行きたい」という気持ちを高めていってほしいと思います。

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